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ネコの魅力があふれるFlash4コマアニメ

正月、七草、成人式、節分、バレンタインデー…。メジャーなイベントは今年に入って既に五つも迎えたわけだが、とにかく日本人は記念日好きである。特にゾロ目となる日には数多くの記念日が設定されている。2月22日も2が連続するということで222(にゃんにゃんにゃん)という語呂合わせから、1987年にペットフード工業会をはじめとするペット関連6団体により『猫の日』が制定された。
そんな猫の日にあわせて「にゃんにゃんにゃんフェア2008」を開催している株式会社竹書房では、フェアの一環として、人気の猫漫画「ポヨポヨ観察日記」「クロジとマーブル」の短編Flashアニメを制作し、2月18日より配信を開始した。

今回配信されるアニメの原作漫画の概要は以下のとおり。

ポヨポヨ観察日記(作:樹るう)

__3太りすぎて(!?)球体になってしまった、元野良猫のポヨを巡る農家の佐藤家の日常を描いたコメディ漫画。とても猫とは思えないまん丸な形がラブリーですが、男前な一面も見せるポヨに癒やしだけではない何かを感じさせます。2月22日にコミック最新第4巻が発売。

クロジとマーブル(作:富永ゆかり)

__2大きくてのほほんとしている猫マーブルと、小さくて好奇心旺盛な猫クロジ、そして只今就職浪人中の飼い主の宮野みやによる日常を描いたほのぼのストーリー。就職浪人という境遇の中でも日々の生活に潤いを与えてくれる2匹の猫の存在が多くの人に共感を与えています。2月2日にファン待望のコミック第1巻が発売。

Flashアニメは株式会社礼音映像プロデュースユニット indeproxが制作を手がけている。また監督を務めているのは月見堂氏。
月見堂氏といえば「花山院ですが何か?」を代表作とする長編アニメシリーズを中心に手がけられているが、短編ストーリーの極致である4コママンガのFlashアニメ化にあたってはどのような点に配慮したのだろうか? 月見堂氏に伺ってみた。

_

「4コママンガは断片化したシチュエーションが多いので、TVアニメのような20分間の枠内で整合性の取れたストーリー構成をするのに結構手間のかかるコンテンツです。そしてFlashアニメは逆に10分以上とか長尺に耐えうるクオリティーが出しにくいんで、互いの長所・短所を補う形での今回のコラボは、表現媒体・予算などの点からみても最適なメディアミックスだと思いました」

確かに「デジタルコミックにおけるFlashの活用」で紹介したように、4コママンガのFlashアニメ化は以前から個人制作で行われている。そんなFlashアニメ化によってマンガでは実現できなかった表現として音響(声優さん・SE・BGM)があるわけだが、その効果はどのように感じられているのでしょうか?

「今回CVでお声掛けしご参加頂いた葉月なのさんやTeam_Radio★Actress所属の堀達也さんは声質・演技とももはやプロの領域といっても過言ではないです。たとえば紙芝居でも声の演技力だけで臨場感が倍増するように、ライトなFlashアニメ制作でもこういった方達のご協力がなければ壊滅的にパワーダウンです。自分的には実際に上がってきたアフレコの音声データを頂くたびに『こういう抑揚が出せるのか~』とか、『こういう溜め方があるのか~』とか感心させられっ放しで、かなりイイ勉強になりました。一人で棒読み録音してるときには絶対味わうことのできない刺激ですね(笑)」

なるほど、Flashアニメ化において音響はやはり重要なポジションを担っているわけですね。では映像面についてはどのあたりに注意を払ったのでしょうか?

__4 「今回の作品作りでもっとも気を遣った点でいうと、当然ですが原作の雰囲気を壊さないこと、ユーザーと原作の先生の支持が得られる内容に昇華することを念頭に制作しました。特にクロジ、マーブル、ポヨに対しては細心の注意を払って・・・(汗)
猫の日企画だし、この愛くるしいネコキャラファンの報復を恐れて(笑)
こう見えても決して自己満足な物ばかり作ってるわけでは無いんですよ~」

やはり原作のイメージっていうのは自分の身の安全を守る上でも重要ですよね(笑)。制作にはどのくらいかかったのでしょうか?

「今回自主制作ではなくてチーム体制で分業しましたので、良い制作スピードの中モチベーションが下がることもなくあっという間に完パケちゃいました。さらに今回、自分がモバイルの会社に身を寄せている事もあって、ムービー配信にもチャレンジしました。それぞれライトなコンテンツである4コマ×Flash×モバイルの相性は抜群です。」

ライトなコンテンツであるからこそモバイル分野にも打って出ることができる4コマFlashの今後の展開に期待したい。


Qr 月見堂氏の紹介にあったとおり、ニャン×3キャンペーン公式サイトのほか、NTT DoCoMo ならびに au の携帯電話でも無料で視聴することができる。
(一部ご利用頂け無い機種もございます。またパケット代は別途かかります)
竹書房、礼音、indeprox は今後も共同で連載漫画のFlashアニメ化に積極的に取り組む方針であるという。

劇場版『空の境界』第二章座談会 ~メガミマガジンxエリスx 高橋祐馬xかーず~

第三章も大盛り上がりな劇場版「空の境界」。今回はおさらいも兼ねての第二章の対談ということで、前回のメンバーであるエリスさん(シャッツキステ)と高橋さん(アニプレックス広報)に加えて、メガミマガジンの編集者やライター、ufotable事情通の方にも参加してもらっての賑やかなものになりました。それではスタート!

※メガミマガジン:学習研究社出版のアニメ・ゲーム紹介雑誌。萌える美少女のピンナップポスターや水着を大量に掲載する二次元のグラビア雑誌として、アニメファンからは評判が高い。

ゲスト紹介
黒田庸之(くろだ やすゆき)さん
……メガミマガジン編集。
高橋宏知(たかはし ひろとも)さん……メガミマガジンライター。
松坂豊明(まつざか とよあき)さん……メガミマガジンエンタメライフ出版事業部 編集委託 ufotable事情通。

レギュラー陣
高橋祐馬さん……(株)アニプレックス社員。劇場版「空の境界」広報宣伝。
エリスさん……アートメイドカフェ シャッツキステのメイド長。ufotable(劇場版「空の境界」のアニメ制作会社)大好きっ娘 かーず……ニュースサイト「かーずSP」管理人。

#以下、敬称略


かーず「たった今第二章を観終わったんですが、感想を一言お願いします」
松坂豊明(以下、松坂)「頑張りすぎだなぁ、良い出来だなぁの一言です」
fw_001_0001.jpg 高橋宏知(以下、高橋ひ)「稽古の剣戟シーンが凄かったです。そこで蹴り入れるんだ、みたいな(笑)」
黒田庸之(以下、黒田)「ufotableさんがどれだけ苦労してるのか凄く気になる作画クオリティでしたね。あんなに動かして良いんですか?」
高橋祐馬(以下、高橋ゆ)「駄目ですね(笑)。絶対予算内に収まってないというか100%オーバーしてますね(笑)。ufotableさん素敵過ぎます」
かーず「クレイアニメ第二弾も凝ってました。前回からの続きになっているんですね」
高橋ゆ「ええ、段々と奈須さんワールドのキャラクターたちが揃っていくはずなんです、多分」
松坂「クレイアニメーターが一人でやってるので大変みたいです。なんといっても一コマずつ動かしているんだから」

■織かわいいよ織
fw_0235steel1_0001f.jpgかーず「3年前に時間が戻ってるんですが、初見のエリスさん的にはすんなり入っていけました?」
#彼女にはこの企画のために、あえて原作を最後まで読まないようにお願いしています。
エリス「ええ。第一章の最後に『1998年』って出ていたので、意識的に時間を追っていけましたから。過去はどうだったんだろうって気にしながら観たんですが、式のキャラクターがいきなり変わって驚きました」
黒田「あ、そうか、男の織を知らないで観たんだ」
エリス「『俺』って言ってる女の子ってイメージがあったんですけど、第二章でかなり柔らかくなったりいろんな姿が見られて」
fw_0236dsteel2_0048f.jpg高橋ゆ「デートいい! マジ可愛い! デートやばい!!」(かなり興奮気味)
エリス「ペンダントを見てるところとか、自分がデートしてるみたいでドキドキしました」
黒田「あれ、頭の中では男x男ですよね(笑)」
かーず「男織の方が色っぽいってのはアキバBlogのインタビューでも奈須さんがおっしゃってましたが、まさにあれの事ですよね」
fw_0245steel2_0276f.jpgfw_0245steel1_0001f.jpgエリス「ストローでちゅーって! にょいーんって!(笑)」
黒田「男がやるなよ!(笑)。男織の方が遥かに萌えとしては上でしたね。もう『アーッ』の世界ですね。(一同爆笑) 柔道部の学人もホモ臭がしててねぇ(笑)」
fw_0215steel2_0486f.jpg高橋ゆ「『やらないか』みたいな。すみません…」
かーず「でもあそこのシーンでひとつだけ不満があって、原作だと式をうさぎに喩えて、学人が『首を切り落とすウサギもいるんだよ』って返すくだりがあるんですよ。あれは『ウィザードリィ』ってゲームのネタなんですけど、僕ウィザードリィのファンなので『なんであそこをカットするんだよ!』って(笑)」
松坂「あのネタは誰もわからないと思いますよ(笑)」
高橋ゆ「あそこで奈須さんも『ウィザードリィ』のファンなんだって共通項が見つけられてうれしかったんですよね」
かーず「そうそう! ……でもまあ、映画の時には、いらないよね」(一同笑い)
伊東「アフレコの時、式と織が変わる時に演技変えてくださいって指導が坂本さんにあったんですか?」
高橋ゆ「何もなかったです。一章とニ章は、坂本さんへのリクエストはほぼゼロですね」
一同「へぇーー!」
fw_0075steel1_0001f.jpg高橋ひ「男の子を男の子らしく演じようとして、それはしなくていいって言われたそうです。普通に演じたらそのまま通ってNGもほとんどなしだとか。シナリオの平松さんも式と織をどう変えたら良いんだろうっていうのは悩んでいたみたいです。で、奈須さんに聞いたら『よく考えてません』って(笑)」
高橋ゆ「(笑)。でも奈須さんは凄く深く考えてるところがあって、第一章で巫条霧絵に操作された後の義手のシーンで『動力は式の魔力ですか、橙子の魔力ですか?』って聞いたんですよ。そしたらあの義手にはモーターが入っていて、人間の流れている電気で反応して動くらしいんですよ。そのモーターの力と式と橙子の魔力で動くんだけど、腕一本分、自分の電気で動かないといけないんで、式は人よりも腕一本分カロリー消費が多いんです。って答えが返ってきて、うわーなんじゃそらみたいな(笑)」
松坂「シナリオも、すごい話し合いをしたわけですか?」
高橋ゆ「してますね。平松さんがufotableの机で一人で延々やっていて、プロデューサーなり監督なりの修正がはいると多分50稿くらいやってるんですよ。まあ50が正しいのか100が正しいのかは別にして、喧々諤々で夜中まで話して出来上がったのがあれになってます。削ったり膨らませるのは監督や平松さんがメインですが、近藤さんや奈須さんらとも意思疎通しあっていて、コンセンサスをちゃんと取った結果になってますので、非常によく出来た話になってます。もう本にすればいいじゃんって思いますよ(笑)」

■コクトーかわいいよコクトー
fw_0107steel2_0114f.jpgかーず「僕のメモには『口紅がエロい』『赤ジャンここで選ぶんだ』とか書いてますね」
高橋ひ「革ジャンのシーンで僕は突っ込みを入れてしまったんですよ。『冬に寒いから着たらいいのに』って流れなのに、夏に買ってましたよ(笑)」
かーず「ああ、屋上でいちゃいちゃしやがってた時ですね(笑)。屋上では『付きまとわないで』的な事とか言っててツンの皮を被ったデレみたいな。第二章だと織と幹也のデートがデレてて」
高橋ゆ「ルイズみたいな明確なツンデレじゃないけど、二章の式ってずっとデレっぱなしのような気もするんですよ(笑)」
エリス「式のキャラクター性がピックアップされたのが第二章だと感じました。殺人現場に居合わせてる時の式の怖さとか、屋上とか、デートとか、プリズムみたいにいろんな面の式が出てきてよかったです」
fw_0486steel2_0096f.jpg高橋ゆ「ただ第一章に比べると好みが分かれるところだと思うんですよ。それこそ派手なシーンっていうと最後の竹林の追いかけっこと夕焼けの綺麗さがありますが、第一章のようなバトルもないですし、邦画っぽいラブロマンスなので、好き嫌いが分かれると思うんですよね」
fw_dsc_0555.jpgかーず「第二章で一番難しかっただろうなって思うのは、冒頭でやってた事故シーン。あれが竹林の後に続くんですよね」
高橋ゆ「車の音が結局それなんですけど、それは今回は第七章に持ち越しなんですよ」
かーず「原作を読んでるからあそこで事故が起こったのはわかったんですけど、あの流れで観てる人わかるのかなぁって」
高橋ひ「幹也と橙子の出会いもカットしているので、人形のシーンはどうなるんだろうって思ってたんですけど、『ないんだー』って(笑)。あれでは二人の関係もわからないんじゃ」
かーず「そこは橙子さんの『事務所に結界張ってたのにやってきて就職したよ』って台詞で完了でしたね。他に第二章で気になった点はありますか?」
fw_satsuei_0015.gif松坂「竹林の幹也が逃げるシーン、あそこ凄かったね! 言い方は悪いけど変質的な動きしてて」
エリス「あそこで赤色が入るのが良いですよね。実写では絶対出ない色をアニメならではの表現をしていて。竹林のシーンに『まなび』っぽさを感じたんですよ。他にも空を飛行機が飛んでていくところとか、カメラの微妙にブレた動きとか、広い空間を固定してそこをキャラクターが気持ち悪いくらい動く演出など、第二章ってあちこちに『まなび』っぽいシーンがあるなって」
高橋ゆ「『まなび』っぽいという感想はスタッフさんが喜ぶかもしれませんね。これまでの積み重ねのひとつとして感じてくれる人がいるってのは」
fw_0211steel2_0432f.jpgかーず「あとかーずメモには『式のサラシ姿 エロくて良い』って書いてますね」
エリス「絶対書いてると思った(笑)。第一章の膝アイスとそのシーンでかーずさんが横で書いてるのが伝わってきた(笑)」
高橋ゆ「その辺はメガミマガジンさんに聞いてみたいですね」
fw_0211steel1_0001f.jpg黒田「作画で良かったのはパンツの三角形ですね、デルタの。軽くローレグ気味で(笑)。エロさでいうと、第一章の着物着る前の半裸になってるところ、あそこよかったですよね! 式は何カップなんだろってずっと考えてましたけど、サラシはわかりづらいから難しいねぇ。Aってことはないんだろうけど、見た感じだとBを無理やり抑えて着物を着てる感じがしますね」(止まることなく饒舌になってる)
高橋ひ「剣道着の時はサラシでしたけど、着物の時はブラジャーなのか、サラシなのか。着物でブラはおかしいですよね」
黒田「つけてないんじゃないですか、その辺の設定がほしいですね」
かーず「食いつく場所がすげぇ。さすがメガミマガジンさんだなぁ(笑)」
黒田「式だけじゃなくて黒桐も萌えますよね(笑)」
エリス「第一章の一番最後で『女の子なんだから』って口が一個一個動くのが、もうあれは女の子的にキュンっときました(笑)」
黒田「奈須さんもおっしゃってましたもん、15歳の幹也を成長させたくないって」
fw_0239steel2_0324f.jpgかーず「じゃあ第二章のまとめは、黒桐が可愛いってことでいいですか?」
高橋ゆ「黒桐可愛いよ黒桐wwww」
松坂「第一章に比べるとエンターテイメント性は弱いと思いますけど、原作ファンとしては本当に良い作品だなぁと思います。あと作画的にはやりすぎですってことで」
黒田「式の可愛さを観に来たんですが、式以上に黒桐が可愛いって事に気づきました」
高橋ゆ「黒桐のグラビアとかやりましょうか?」
黒田「それは絶対無理! うち男が出てきただけでクレームだから(笑)」
高橋ゆ「そこは記事で伝えないと! それがジャーナリズムだよ。女装萌えも流行っていますし、アニメ誌の革命児であるメガミマガジンさんが独自路線で新たな投げかけをしないと!(笑)」
かーず「じゃあレギュラーのお二人の感想も最後にお聞きして〆ましょう」
エリス「ufotableマニアとしては、『まなび』から培われたカメラアングルや細かい表現映像描写が素晴らしいですね」
高橋ゆ「実際好みは分かれると思います。でも主観も入りますけど、アニメのラブロマンスの完成形のひとつかなって思います。『前編』ってついているけど、一個の作品として、1/2じゃなくて1/1になってるのが凄いなって思います……ちょっと今、良い事いいましたよね?」
かーず「最後の一言さえ言わなければかっこよかったのに(笑)。皆さん、ありがとうございました!」


というわけで賑やかな座談会はいかがだったでしょうか?第三章は前半の山場となる浅上藤乃編ということで、座談会もますますヒートアップの予感! それでは次回お会いしましょう。

■ 関連記事

第一章 座談会 ~エリス(シャッツキステ)x高橋祐馬xかーず~
秋葉原カルチャーカフェ[シャッツキステ(schatz-kiste)]のメイド長・エリスさんがモデルとなって、第一章のシーンをモチーフとした写真を掲載しています。そう、あの膝に挟んだハーゲンダッツもエリスさんが再現!

第二章 座談会 ~メガミマガジンxエリスx 高橋祐馬xかーず~
学習研究社から発売されているアニメ雑誌『メガミマガジン』の編集さん方にご登場いただきまして、真面目な話から、サラシを巻いた式が良いという萌え話までレンジの広い対談をしました。

第三章 座談会 ~寺尾優一xHumanityxエリスx高橋祐馬xかーず~
ufotable・撮影監督の寺尾優一さんにご参加いただきまして現場の裏話トークが満載。藤乃とのバトルシーンでの降りしきる雨の描写や巨大な橋が倒壊するシーンのこだわりを語っていただきました。

第四章 海老沢一男さん・寺尾優一さんインタビュー
第四章の背景を描かれたの美術監督・海老沢一男さんへインタビューさせていただきまして、緻密かつクオリティの高い、そのお仕事ぶりをお聞きしています。まさに匠の技というべき素晴らしい生原稿の数々には、感嘆の声しか出てきませんでした。

第四章 座談会 その1 ~坂本真綾さん xアニプレックス 高橋さんxHumanityさん
第四章 座談会 その2 ~坂本真綾さんx アニプレックス 高橋さんxHumanityさん 
第四章 座談会 その3 ~坂本真綾さんx アニプレックス 高橋さんxHumanityさん
両儀 式の女性人格の「式」と男性人格の「織」。この二つの人格を見事に演じ分けられている声優・坂本真綾さんにお越しいただきまして、役作りから作品の率直な感想まで語っていただいています。『空の境界』への愛に溢れている方でして、その想いがインタビュー文章からも伝わってくると思います。

第五章 原画マンインタビュー 竹内哲也さん編
劇場版「空の境界」第五章 矛盾螺旋 原画マンインタビュー 国弘昌之さん編

第六章 座談会~アニプレックス 高橋祐馬xHumanityxかーず~
座談会レギュラー陣が「鮮花が可愛い」とひたすら連呼している萌えトーク……でありながらも、広報の高橋さんや『空の境界』ファンのHumanityさん視点から見た要所に光る作中のこだわりポイントについても語り尽くしています。

構成・文:かーず(かーずSP

POEYAMA特集

ポエ山氏といえば2000年頃のFlash黎明期から活動を開始しているクリエイターの一人であり、昨年日本のメディア芸術100選にも選ばれ、Flashブームの先駆けとなった作品「ゴノレゴシリーズ」が記憶に強い。
そんなポエ山氏が先月ホームページのリニューアルを機に新たに2作品が公開された。そこで今回はこれまでオンライン公開されていなかった2作品と共にポエ山氏の近況を紹介しよう。


quino and the MudRock
Quino00 2002年から2003年にかけてTechWin誌に連載されていた短編アニメの外伝を5つのパートによってまとめた作品であり2005年にmove on web.主催のイベントで上映されていたものの、ウェブでの公開は初である。episode IIの数年~数十年後の世界という設定で描かれており、本編とは違ってストーリーよりも音楽と詩的な雰囲気を重視して制作されている。
Quino01 Quino02 Quino03
「雑誌連載で全6回だったのですが何にも考えずに始めたら非常に苦労しました。おそらく雑誌的に求められている物は10秒程度の簡単なアニメーションと分かりやすい制作講座だったのですが回を追うごとに全然違う物になってしまいました。アートアニメっぽい物が作りたかったんだと思いますがいろいろと中途半端でした」(ポエ山氏)


lido - 砂の花-
Lido00_2 巨大ロボットが蔓延る滅び行く世界…そんな近未来を舞台に記憶を失った少年と孤独な少女の出会いと別れを描いたオリジナル長編アニメのパイロット版。2005年にJAWACONで発表されたモノに新しいカットが加えられている。現在構想中であるというものの制作開始から3年近く経過した今でも圧倒されるクオリティを保っている。
「“切り絵アニメ風巨大ロボットアニメ”というのを作りたくて紙にパーツ分けして描いた絵をFLASHに取り込んで動かしています。切り絵アニメ作家のユーリー・ノルシュテインみたいなアナログ感のある巨大ロボットたちが高層ビルをぶちこわしながら戦うところが作りたかったのですがまだ全然そこまで辿り着けてません。
Lido01 Lido02 Lido03
ずっと前から温めていた企画で、JAWACONという大きなイベントがあったのでなんとか予告編みたいな形でまとめることができたんですがそこから先なかなか進まなくて。でっかい画面で見ても見劣りしないようにと思ってなるべく画面のクオリティを上げる方向で作っていたのですが時間がかかりすぎました・・
作り込もうと思ったらいくらでも時間がかかってしまいますし、そこは自分で基準を定めて先に進まないといけないですね」(ポエ山氏)

なかなか思うように進まないとのコメントであるが完成が気になるところである。現在の制作状況はどのような感じだろうか。ポエ山氏に伺ってみた。

「パイロット版からキャラクターが変わったため脚本も書き直しているのですが、制作のためのまとまった時間が取れなかったこともありいったん休止とさせていただいてます……。
結果的にかなり長い間空白になってしまい、このまま制作を続けるとさらに数年とかかかりそうなのでもうちょっと軽めの企画を先にいくつか出そうと思ってます。ひとつはPOEYAMAのトップページの“仕掛け”をクリアするとちょっと予告が出てくるのですが、Action Scriptの勉強のために『The Adventure of quino」というquinoのストーリーをベースにしたレトロゲーム風アクションRPGを作っています。
もうひとつはゆるいコメディのオリジナルシリーズです。『アニマル横町』みたいなノリで作りたいな~と思ってます。それらが一段落したらまた本腰入れて制作再開したいな~と思っているのですが・・
パイロット版を見て期待して待って下さっている方には本当に申し訳ないです」

完成までにはまだまだ時間がかかりそうであるが、FLASHゲームやオリジナルシリーズも制作されているというポエ山氏の今後の活躍に注目したい。

POEYAMA

いぬかい部長、プロ作家デビュー スタジオ607インタビュー

昨2007年後半、ネトアニに彗星のごとく現れたネットアニメ投稿者がいた。「いぬかい部長」のスタジオ607である。2007年10月31日のネットアニメグランプリで初登場以来、視聴者からの圧倒的な支持を集め、昨年末にはlivedoorが選出するMVP of Net Animeにも選ばれている。その人気とは裏腹に今までスタジオ607の実体は謎に包まれていたが今回、プロ作家デビューを記念して、初のインタビューをお送りすることとなった。

いぬかい部長

<いぬかい部長とは>
その声とルックスで、全国のOLをとりこにしている、いぬかい部長。オフィスを舞台に秘書のおねえさんとの奇妙なやりとりが延々と続く! あなたはもう部長にお会いになりましたか? トムーン!

<スタジオ607プロフィール>
カントクであるキスオを中心に2005年結成。キスオカントク:広島市生まれ。父は広島県人と山口県人のハーフ、母は愛媛県人。敬愛する映画監督は、黒澤明・スタンリーキューブリック・押井守。好きなマンガは「マカロニほうれん荘」。こないだまできんどーさんってかなり年上だったんですが……。

<関連URL>
■「いぬかい部長 レモン味」 第01話「にゅうぶ」
http://anime.livedoor.com/movie/5e5dc0a678020c67/
■スタジオ607公式サイト
http://gattora.blog.ocn.ne.jp/gattora10/
■YouTubeネットアニメチャンネル
http://jp.youtube.com/yawarakatankchannel

<スタジオ607・カントクインタビュー>

キスオカントク

-この度はプロ作家デビュー、おめでとうございます。

カントク ありがとうございます。

-まず、スタジオ607さんはどういうメンバーで構成されているのか、自己紹介をお願いできますか?

カントク はい。わたくしが、カントクのキスオです。痔(じ)の手術は3回、住んでいるアパートは2階、愛している女性は1人だけです!! そしてこの子がオーディションで5万人の中から選ばれた……。

いぬかい五郎 こんにちは! いぬかい部長の声をやっています。いぬかいごろなものです! よろしくおねがいします!

カントク  もうすぐ六郎ですけどね。スタジオ607のメンバーは5人ですが、「いぬかい部長」の制作に直接かかわっているのは、今はわたしがメインで、あとは助監督。それから準レギュラーの「中割り動画兼・作画監修」のミンメイくん。このオッサンはTVアニメの「クッキングパパ」の原画等をやっていたツワモノです。これからもっと出番がふえてくると思います! 企画から一緒にやってきた、ねこまたくんは今は漫画を描いています。はやく帰ってこいよー!! ほかにはガンプラの完成品を売って暮らしている、モデラーのぶらっくくんにパソコンの調子を見てもらったり、作品の講評をしてもらっています!! 助監督を除いては高校時代のアニメ研究部の仲間です。あと、メンバーとは別に、いつも音楽を作ってくださってるのは伊藤和哉さん。物腰穏やかな紳士です。もちろん部長の声のひとと、秘書くんの声のひとがいなければ「いぬかい部長」はできません。全文を読む

「プリズムアーク THE PENCIL LIVE vol.1 ~feat.榊原ゆい&桃井はるこ and SPECIAL GUEST !!~」イベントレポート

昨年10月から12月まで放送されていたアニメ「プリズム・アーク」。その声優たちによる豪華なイベントが2008年01月26日(土)渋谷O-EASTで開催されたので、その模様をお送りしよう。

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前半は榊原ゆいさんによるソロライブ。もともと声優業だけではなく歌手活躍も精力的にされている方だけあってライブの盛り上げはお手の物でした。最初からノリ曲の連続で客席はサイリウムの嵐となり、コールも「チュッチュッ!」→「Hey! Hey!」の大合唱。ダンサーさん4人が登場して、とにかく舞台上を動きまくるのは声優さんのライブではほとんど見られないパフォーマンスだと思います。榊原ゆいさんご自身もダンサーとしてのキャリアを積んでいただけあって非常に完成度も高かったです、素晴らしい!

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セクシーな衣装が映える榊原ゆいさん(右)、総合司会としてフル活躍された岡野浩介さん(左)

セットリスト

そして僕は... Truth ぷりずむっ☆ RISE LOVE×2♪song SHINING STAR EternalDestiny Chu×Chu!!

次のコーナーはプロデューサーの港香氏、キャラクターデザインの大野哲也氏、今回の総合司会であるキザーロフ役の岡野浩介氏による、原作ゲームのメーカー・ぱじゃまソフトさんの制作裏話。「裏」というだけあってヤバイ話も頻繁に飛び出しました。健全な裏話(?)としては「なぜゲーム中、二回もオープニングが存在するのか」→「昔のロボットアニメは途中でオープニングが変わっていたので、そのオマージュとして」ということですが、それをゲームでやっているのはかなり珍しいですよね。書けないレベルのヤバイ裏話としては、とある事件の影響で企画が立ち消えそうになった話とかゲフンゲフン。こういう話を聞けるのもライブの醍醐味ということで、会場に行った人だけの楽しみ。来場された方は心の内にそっとしまっておきましょう。

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さらに中盤は村田あゆみさんのライブもありました。ご本人曰くかなり緊張したということですが、とてもそうは見えず、堂々とPS2版プリズム・アークの二番目のオープニング曲『HiKaRi』を伸びのあるボイスで熱唱されていたのが印象的でした。

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さらに舞台はキャストトークへ移行。
司会の岡野さんいわく「綺麗どころを用意しました」とのことで、アシスタント兼ゲストの松井菜桜子さん、ライブの興奮も覚めやらぬ榊原ゆいさん、桃井はるこさん、浅川悠さん、水橋かおりさん、阿澄佳奈さんとまさに人気声優目白押しの豪華絢爛さ。

真夏にエアコンが壊れて暑い中でアフレコして大変だったエピソードなど思い出や裏話を披露しつつ、お題にそった回答を答える大喜利が始まりました。
ここで、かーずによる独断と偏見によるベスト回答をご紹介しましょう。

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☆「騎士の心得とは?」で、桃井さん曰く「バックアップはこまめに!」

その通り!




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☆「好きなブランドは?」で、浅川さんの「スクエニ (ファイナルファンタジー7、FFオンライン)」


浅川さんはシスター・ヘルというライバル役。なので堂々とライバルメーカーを書いてしまうのはむしろ空気を読んでいると言えよう。


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☆「好きなキャラクター」で、水橋さんの「あすみん(阿澄佳奈さん)」


お二人は「ひだまりスケッチ」でも共演されていて大変仲がよく、今回も水橋さんがあすみんをいじる方向に持っていくのが非常に面白かったです。

matui03.JPG☆「プリズムとかけて、何と解く?その心は??」で、松井さんは「秋から冬にモテはやされるフルーツと解く。その心は・・・カッキー(柿)ばかりが人気です!」


主人公のハヤウェイ役、柿原徹也さん(カッキー)を指したお言葉。

という笑点のように上手いオチがついたところで終了。プレゼントコーナーを挟んで、ラストは桃井はるこさんの生バンドによるライブ! プリズム・アークの曲に加えて、桃井さんの去年の代表曲である『Party!』『ルミカ』まで歌い通しの贅沢なラインナップでした。

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桃井さんの演じるフィーリアのコスプレ衣装が超可愛い!

セットリスト

贖罪のラプソディー オペラファンタジア Sigh…
far and away ~party night~ Party!
ルミカ 悠遠のアミュレット ナイト・で・ないと

これだけ盛り上がると当然アンコールもあるわけで、榊原ゆいさん&桃井はるこさんが再登場! 榊原ゆいさんもプリーシアのコスプレに着替えて『Prism Knight ~虹色の記憶~』を熱唱!  巨大風船による演出も盛り上がりに拍車をかけていました。歌もすばらしいんですが、お二人の衣装も本当に似合ってますよね。トークパートでキャストの皆さんが終始話題にしていたプリズムアークの実写化ですが、お二人のコスプレ衣装を見ながら僕も実写化いけると思いました。
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そんなこんなで3時間半に渡ってトークありライブありの非常に充実したイベントを新年一発目に経験できて、非常に満足度の高いイベントでした。今回Vol.1ということですが、二回目、三回目と続いてほしいものです。

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これからのプリズムアークの展開はTVシリーズのDVD発売の他、いよいよ4月にはPS2版PRISM ARK -AWAKE-が発売になります。このゲームは美少女ゲームアワード2006にてグラフィック賞・ベストキャラクター賞・プロモーション賞という三冠の実績を持つので、面白さはすでに保証済み。さらにPS2版にあたって新規シナリオも追加されているというからもう大期待ですよ。

そして桃井はるこさんと村田あゆみさんのプリズム・アークのラジオ番組が一月からスタートしています。文化放送(1134)「白石涼子の聞かなきゃ☆そん♪Song!」毎週木曜26:00~27:00内にて放送中!

関連リンク

TVアニメ公式サイト:プリズム・アーク

原作ゲーム公式サイト:PajamasSoft

キャストさんたちのブログ報告

榊原ゆいさん 桃井はるこさん 村田あゆみさん

取材・文:かーず(かーずSP

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FLASH兼萌え系ニュースサイト“かーずSP”の管理人。 担当ジャンル:アニメ

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メディアアーティスト。自主制作番組「はつゆきラジオ」や、ニコニコ生放送などで主に活動中。この頃流行の「女装の子」で、ネットで顔出しをすることで一部の人に面白がられている。“はつゆきエンタテインメント” 担当ジャンル:イベントレポート、インタビュー

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webサイト“平和の温故知新”の管理人。日々新刊チェックを行いながら、ほぼ1日1冊ペースでライトノベルを読む日々を送っている。銀髪、金髪ツインテール、ケモノ耳などの属性があるとつい反応してしまうことも。 担当ジャンル:ライトノベル

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動画作品の紹介を中心としたウェブアニメーション情報サイト“イイ・アクセス”の管理人。Flashがネットでよく見られるようになった2001年ごろから数多くの作品を見続けてきたフラッシュ好きなファンの一人でもある。 担当ジャンル:自主制作動画、アニメ

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東京都在住。アニメ・漫画・ゲーム・映画等のネタが大好物な男子。企画・編集・ライター等の仕事をしている。現在は声優関連商品の企画制作をしながら、サブカル的なイベントに潜入したり、アキバ系なテキストを書いたりして生きてます。 担当ジャンル:アニメ

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