CloseUp NetTube

かーず

かーずSP的お奨めインプレッション『魔界戦記ディスガイア4』後編

2011年2月24日に日本一ソフトウェアから発売されたプレイステーション3用ゲーム『魔界戦記ディスガイア4』について、かーずSP的お奨めインプレッション『魔界戦記ディスガイア4』前編で面白さを語ってみたわけですが、百聞は一見にしかずということで、『ディスガイア4』のプレイレポートをご紹介しましょう。

第一話 地獄の反逆者


かーずSP的お奨めインプレッション『魔界戦記ディスガイア4』後編オープニングムービーでも超かっこよかった、本作の主人公・ヴァルバトーゼが華麗に登場!……い、イワシ?

そう、ヴァルバトーゼは吸血鬼にもかかわらずイワシが大好物。そのワケは、安月給のためにイワシばかり食べていたという事らしい。イワシにはDHAが含まれていて身体に良いことを蕩々と語るヴァルバトーゼの、このハマりっぷり!

ヴァルバトーゼ「生活習慣病の予防になる!」

このように、ぶっ飛んだキャラクターも『ディスガイア』シリーズの楽しさの一つ。
彼に忠誠を誓うフェンリッヒによれば、ヴァルバトーゼは「暴君」と呼ばれた吸血鬼、本気になれば魔界を統べるほどの実力を持つらしいけれど……今の所はただのイワシ好きのイケメンにしか見えません。

全文を読む

かーずSP的お奨めインプレッション『魔界戦記ディスガイア4』前編

かーずSP的お奨めインプレッション『魔界戦記ディスガイア4』前編

2011年2月24日に日本一ソフトウェアから発売されたプレイステーション3用ゲーム『魔界戦記ディスガイア4』は、「暴君」と呼ばれているが生真面目な性格のヴァルバトーゼや、彼の配下であるフェンリッヒ、魔界のことをすべて夢だと思い込んでいる元気少女の風祭フーカたちと一緒に冒険が楽しめるシミュレーションRPGです。

『ディスガイア4』 ジオエフェクト筆者もこの『ディスガイア4』にハマってまして連日連夜プレイ中、お風呂に入っていてタイルが色違いの四角形になっているのを見るたびに「全消滅できないかな?」と考えてしまう始末。それくらい夢中になってしまう『ディスガイア4』の魅力をご紹介しましょう!

全文を読む

かーずSP的2010年度の重大10大ニュース!

かーずSP的2010年度の重大10大ニュース! オタク情報ニュースサイト「かーずSP」のかーずです。
いよいよ今年もあとわずかですが、振り返ると非常に充実したオタライフでした。そんな2010年を振り返って、かーずの個人的なベスト10を選ばせていただきました。とはいえどれも自分には同じように心に刻まれた話題ですので、10選とお考えください。

#以下、個人名は敬称略

10位 アニメ『化物語』のBDが売れまくり
 西尾維新による小説『化物語』(講談社BOX)が去年アニメ『化物語 』として放映されて、ファンの間では非常に話題になりましたが、その映像ソフトがブルーレイディスクだけでもシリーズ総計33万枚を突破、DVDと合わせると44万枚を越えました(数字はORICON STYLE発表)

普通は一巻あたり1万枚越えるとヒット作、1万5千枚で大ヒットと呼ばれる世界で、一巻あたり6万から8万近く売れているというから、実に桁外れの数字! なんでこんなに売れたのかを考えてみると、やっぱり新房 昭之監督とアニメ制作会社「SHAFT」によるフィルムのクオリティが高い! 頻繁な場面カットの切り替えやケレン味のある演出が作品に非常にマッチしていました。
そしてキャラクターデザインに『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』などでお馴染みの渡辺明夫氏によるロリ可愛い八九寺真宵ちゃんや千石撫子ちゃんが大活躍しており、「これで買わずにどうするの?」と逆に問いたい気分ですが、さらに映像ソフトの特典として、西尾維新による書き下ろしのキャラクターコメンタリー(副音声で、作品の登場人物がアニメを観ながらコメントをしている、メタ的な会話劇)が非常に面白く、何度聴いても飽きない素晴らしい出来というのもあります。実際自分は、2巻のキャラコメだけでも100回以上観ているくらいハマりました。

第9位 MF文庫が非常に面白かった件について
全文を読む

足利市の有名神社が萌えキャラに? 足利「ひめたま」キャラクターデザイン・奥田泰弘氏インタビュー

栃木県足利市に今年、有名な神社をイメージしたマスコットキャラクターが誕生した。
足利織姫神社の「はたがみ おりひめ」(愛称・ひめちゃん)と、門田稲荷神社の「かどた みたま」(愛称・たまちゃん)ちゃんという二人の可愛い女の子だ。

「リリカルなのは」デザイナーが描く、足利市有名神社の萌えキャラ 先日足利ひめたま製作委員会 公式さいとがリニューアルされて、いよいよ本格始動した「ひめたま」。

11月3日には痛車イベント「足利痛車ふぇすた」が開催されて、同日にはひめたまショップもオープンして、ひめちゃんたまちゃんのグッズも販売されるとか。

この二人を描いているのは、アニメ『魔法少女リリカルなのは』(以下、『なのは』)でキャラクターデザインを担当する人気アニメーター・奥田泰弘氏である。

人気アニメーターが町おこしのヒロインを!? いったいなぜ? そこで今回、奥田泰弘さんと「足利ひめたま製作委員会」のディレクターである宮本夕生さんに、かーずSPのかーずが話を伺ってみた。


■はじまりは『なのは』から
―――「ひめたま」に奥田泰弘さんが起用された、きっかけからお願いします。

奥田 最初に足利市内の有志企業の方から、「足利を盛り上げよう」という企画でオファーをいただきました。やはり自分を知っていただいたのは『なのは』だったそうです。

宮本 『なのは』は女性から見ても可愛いと評判で、男性のみならず女性にも広く受け入れてもらえる事から、今回奥田さんに決定しました。

奥田 それは初めて聞きました、自分には女性ファンはいないと思っていましたので(笑)全文を読む

劇場版「空の境界」第七章 座談会 ~アニプレックス 高橋祐馬xHumanityxかーず~

sorano_1 「万物の生のほころびを視る」異能の能力を持つ少女・両儀式と、同級生の黒桐幹也が織りなす伝奇小説『空の境界』 (奈須きのこ著・講談社ノベルス)。ファンのみならず当の奈須きのこさんからも、自身の作品でもっとも映像化に不向きと言われていたこの作品が、アニメ『コヨーテ ラグタイムショー』や『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』を手がけたufotableの手によって劇場用アニメ・全七部作品として約二年に渡って上映された。そんな異例ともいえるアニメ業界屈指の大プロジェクトも、ついにこの夏、第七章が上映されて幕を閉じた。

 第一章から続いていたかーずブログの『劇場版 空の境界』座談会もこれでラスト! 第七章、そしてこれまでの『劇場版 空の境界』を振り返ってみて、この作品が僕らに残してくれたものは何だったのか、座談会レギュラー陣で熱く語り合った。


ネタバレ注意!

この記事には『劇場版 空の境界』の内容に触れています。
映画をまだ観られていない方はご注意ください。



#以下、敬称略


かーず(かーずSP管理人):まずは第七章の率直な感想からいきましょうか。

Humanity(Seasons Of Change管理人):一言で言うと「完璧」みたいな。原作ファンってちょっと違う視点から見がちなんですが、その点からしても完璧なんじゃないかというくらい忠実でしたね。原作だと七章よりも五章のほうが長いんですが、映画だと上映時間が逆転しているじゃないですか。なので(再構築していた五章と違って)七章はかなり隅から隅までほぼ原作どおり作ったなあと。

sorano_2sorano_3

高橋ゆま(アニプレックス広報):ufotableの近藤光さんも弊社のプロデューサー・岩上敦宏も七章はど真ん中のストレートで作りたいという想いがあった結果、本当に剛速球のストレートでした。七章はスタッフによる総力戦です。それぞれの章で監督を務められた方々も軒並み参加されていて、絵コンテは二章の野中卓也さんと三章の小船井充さんと五章の平尾隆之さんと近藤さんとで描いてますし、演出でも一章のあおきえいさんが参加されてますし、六章の三浦貴博さんはずっと黒桐 幹也(こくとう みきや)を描いてましたし、二章の野中卓也さんと近藤さんは演出面でほぼメインでカッティングをやってました。二時間というのは、自重しない監督たちが徹底的に作りこんだ結果だと思います(笑)
 細かい部分でも色々作りこんでいて、例えば「草」ですね。冒頭の川辺で鑑識がかきわけていく草、あのワサワサした感じが滑らかで一瞬実写かと勘違いされるほどでしたよね。あれ、全部手書きです。他にも黒桐が白純 里緒(しらずみ りお)の部屋に行くと写真がいっぱい貼ってあるんですが、あの約480枚は全部描いてるんですよ。

かーず:えっ? どういう意味ですか?

高橋ゆま:あれは近藤さんがufotableの女性社員を連れて街に出かけて、革ジャンを着せて盗撮っぽく撮ったものをベースにして、絵に描き起こしていくという事を約480枚分したんですよ。

かーず:そう考えると途方もない数字ですね。

高橋ゆま:ええ。最初それを聞いたとき「いやいやいや、今までの素材を写真ぽく加工して使えばいいじゃないですか」って言ったら、「それをやってしまうと、今まで見ていた映像が里緒の目線になっちゃうじゃないか。だから逆に言うと今まであるものは一切使えない。一枚でも今までと同じカットがあったらお客さんが里緒の視点になっちゃうので、それは嫌だから全部描くんだ」って言われて、自分の浅はかさにショックでした。

Humanity:メチャメチャいい話で感動しています。

sorano_4sorano_5

かーず:原作ファンから観て、変わってる部分はありましたか?

Humanity:大きなところだと売人のお姉さんのキャラが変わっていたり、両儀 式(りょうぎ しき)が自分のアパートに電話をしてきて黒桐が出るじゃないですか。あれは原作だと公衆電話から自分の家に電話してきてるんですけど、劇場版では式が黒桐の家に訪ねてきて、黒桐の家から式の家に電話してきてるのが良かったですね。式が黒桐を心配して家にいったらいなかったというんで、式が自宅に電話かけたら黒桐が出たという背景が透けて、式の心配さ加減が表れてていい改変だったなと。そのすれ違いっぷりのもどかしさというのがいいですね。

タカマツ(かーず担当編集):あのシーンで式が「幹也には関係ない」って話しているシーンで「でも幹也の部屋にいるじゃん」って心の中で突っ込みをいれました。

かーず:なんというツンデレ!

高橋ゆま:式がラブホテルに行って一人でシャワーを浴びながら色々と回想するのも小説にはなかったです。「ラブホは受付せずにチェックインできて便利だ」というような心理描写はあったんですが。

かーず:あの湯気は、DVDでは取れるのでしょうか?

高橋ゆま:取れ・・・・・・ないんじゃないですかねぇ(笑)

sorano_6sorano_7

かーず:萌え的に言えば僕は黒桐 鮮花(こくとう あざか)が好きなので、声優の藤村歩さんもバシっと120%ハマっていて、今回ちょっとしか出番が無かったんですけれども大満足でした。

Humanity:原作では鮮花のシーンは無かったんですが、追加されていました。

高橋ゆま:あそこは蒼崎 橙子(あおざき とうこ)が伽藍の堂からいなくなってしまう前の、最後に皆が揃う幸せな瞬間。伽藍の堂でだけは、外の世界で起こっていることとは無関係な幸せな空間だということを描いているという意図なんじゃないかなと思います。

sorano_8sorano_9

かーず:印象に残ったシーンなどはありますか? 僕は式がおっぱいを吸われてプルンって揺れるのが良かったです。

高橋ゆま:あのヨダレ! あれは超いいですね(笑)

かーず:服の上からなのに弾力があって、小ぶりだけど形もよくて観ていて興奮しました。あとフトモモも、舐められて段々せり上がってきてドキドキしていたら、ビリビリって服を破いちゃう!

高橋ゆま:ヨダレ出しすぎですよね(笑)

かーず:そのヨダレが蒸発するシーンも強烈な印象がありました。

高橋ゆま:あれは平尾さんの絵コンテなんですが、「両儀式は何人にも侵されざる存在である」ということの表現なんです。映像で見るとやはり清く気高いままだなと。

Humanity:僕は公式ホームページの七章の「夢のような、日々の名残――」というフレーズが好きなんですが、式が里緒と最後に対決するところで「夢のような、日々・・・・・・」って七章のアオリがくるのかなと思ってたら「夢のような、日々でした」って続いて、「うわああっ」って心にきました。あと映像化されて凄く良かったのが、里緒の変態チックな動き(笑)。特に序盤のビルの谷間で、テキストでは「獣のような動き」となっていたのを画面で見せられて、「保志さんかっけえ!」みたいな(笑)

高橋ゆま:今回も本当に役者さんの凄さを改めて痛感させられる作品でした。七章は回想シーンがたくさんあるんですけれども、そのときの坂本さんはやはり高校生のときの式でしたし、回想から戻ればいつもの式がいる。そこに数年の年齢差をちゃんと演じ分けられていて、すごく感じさせられました。

タカマツ:僕は先ほどの電話のシーンが心に残っています。会話と映像であれだけ空気感出せるのは、普通の映画でもめったに観ないんじゃないかと。式と幹也のやりとりで電話のコードを巻き取ったり、一つ一つ丁寧に作っていて思わず手に汗を握るくらい圧倒されました。

高橋ゆま:僕は最後の式の覚醒がよかったです。第一章のバトルシーンを観るといまだにパブロフの犬のごとく涙腺がウルッとくるんですが、七章のそのシーンにも似たものを感じます。それと後半のところで二章の「君が光に変えていく」のバイオリンとピアノの曲がかかるんですが、二章を思い出して七章の結末に繋がるという、あの持っていき方は素晴らしいです。

sorano_10sorano_11

高橋ゆま:今となっては笑い話ですが、直前まで第七章の舞台挨拶の司会が僕だったんですよ。弊社の岩上が舞台挨拶に間に合うかどうかわからなかったので、僕が司会をして場をつないでおいてくれという若手の芸人みたいな感じで(笑)。

タカマツ:宣伝プロデューサーって大変なんですね。

かーず:撮影監督の寺尾優一さんがおっしゃっていたのが、舞台挨拶の直前までギリギリ作っていたので、近藤さんに呼ばれて初日の舞台挨拶に行くぞってなった時、「俺たち全員で謝らされるのかな」ってドキドキしていたそうです(笑)

高橋ゆま:(笑)。あの舞台挨拶はミュージカルのカーテンコール風で感動的な光景でしたね。

あの後軽い打ち上げで朝方まで呑んでいたんですが、スタッフは次の日も普通に空の境界関連の仕事をされていたんですよ。DVD作業などもありますし。それだけの情熱があってこそ、全七章を最後までやり切ることができたのだと思うと頭が下がる思いです。

タカマツ:ところで、仙台の方でプレイステーション3(以下、PS3)を使って上映していたという話がありますが、その真相は?

高橋ゆま:やはりその話題来ましたか~(笑)。皆さんが一番想像できるのはブルーレイに焼いて上映しているんじゃないかという予想ですけど、誤解を解いておくとブルーレイでは上映していません。『劇場版 空の境界』はフィルム上映ではなくデジタル上映(DLP)なので、デジタルの機材があれば上映できるというわけで、それがたまたまPS3だったということ。つまり、「PS3がすごい」ということなんですよね(笑)

かーず:さすがアニプレックスさんらしい発言!(笑) てっきりブルーレイ版が出る布石だと思いました。

高橋ゆま:ブルーレイというのは現時点ではどこにも存在していません。先日、第七章のDVDも発売されましたので、どうかそちらをよろしくお願いいたします。

かーず:七巻もあると漫画と一緒で第一章が一番売れて、巻が進むたびに売り上げは減っていくものなんでしょうか?

高橋ゆま:一般的に、TVアニメだと1巻目と2巻目の差が10~15%の差があって、2巻と3巻も10~15%、3巻と4巻以降だとだいたい5%減くらいになっていって、最初落ちて緩やかに下っていくというパターンが多いんですが、空の境界はほとんど落ちない珍しいパターンなんですよ。一章の限定版と六章の限定版を比べても10%程度で、これはもう本当に、お客さんへの感謝でいっぱいです。

sorano_12sorano_13

かーず:あと言い残したことはありますか?

Humanity:ちっちゃい式がかわいかった!

Humanity:あと、ちっちゃい鮮花とか!

高橋ゆま:ちっちゃい幹也もいいですよね!

かーず:このロリコン共め! ・・・・・・っていうか高橋さん!

高橋ゆま:最近、自分の中にショタ属性があることに気がついたんですよ(笑)。

かーず:あはは(乾いた笑い)。僕としては刃物で怪我するちっちゃい浅上 藤乃(あさがみ ふじの)が可愛かったことも含めて、劇場+DVDで一番観た回数が多いのは第三章です。第四章の座談会に参加していただいた坂本真綾さんは精神論的な二章と四章が好きっておっしゃっていましたが、やっぱり男としては熱いバトルが好きで、ここらへんは男と女の差かもしれませんね。七章も里緒がトリッキーな動きで相手を攻める、格ゲーみたいな動きで燃えましたし。

Humanity:それぞれベクトルも監督さんが違うというのもありますし、各章ごとに魅力が違うんで、一列に並べて等号・不等号をつけて「越えられない壁」ってことはできません(笑)

かーず:スト2とドラクエどっちが面白いかみたいな感じで、ジャンルが違うから比べようがないっていうのはありますよね、そこはもう好みでしかないという。しかし七章まで観て実感したのが、バトルシーンとかそういう肉体的なものはギミックにすぎず、このフィルムに描かれているのは精神の根深い結びつきなんだという事です。第七章は愛と憎しみという表裏一体な感情を突き詰めた里緒を描いて、最後に式と幹也が手を繋ぐラストにつながってウルっと涙腺が来てしまったんですが、まさに素晴らしい愛の物語でした。

タカマツ:やはり全七章を完走できた事が凄いというのと、一章で度肝を抜かれて、二章で「これは本当に凄いな」って思って、その後グイグイと引きこまれるように七章まで来てしまって、「ああ、本当に終わったんだ」という放心状態です。でも原作だと第七章で終わりじゃなくて、終章のところがあるじゃないですか。

高橋ゆま:ええ、やりますよ。

タカマツ:って、やるんですか!? さらっと言いましたよね!? これでまた希望が持てます(笑)

高橋ゆま:ただ、まだどういう風にやるかは決まってません。イベントなのか、劇場なのか、OVAなのか、どういう形が一番いいのかを検討しています。

かーず:それでは、この座談会シリーズの解説として参加していただいているHumanityさんとアニプレックス広報の高橋ゆまさんに、最後の〆として総括をお願いします。

Humanity:まず全七章が終わって一番言いたいのはお礼の言葉です。素晴らしい作品をありがとうございました。最初から、これは作品だけじゃなくて周りのことも含めて「お祭り」ってことを謳っていましたよね。ufotableカフェに行ったり、東京国際アニメフェアの伽藍の堂の展示や、原画集を読んだりとか、舞台挨拶でチケット取りがしんどくて、二章や三章の時にはマジで凍死するかと思うぐらい凍えながら前日からチケットぴあの前に座り込んで待っていたり、ブログで感想書いたり、そういうのを丸々ひっくるめて『空の境界』というお祭りを楽しませていただきました。『劇場版 空の境界』に関わったあらゆる人にありがとうございますと言いたい気持ちです。

高橋ゆま:僕もやっぱり感謝の気持ちですね。ひとつの作品で二年は結構長いと思うんですよ。一クールの作品は3ヶ月、その八倍以上の時間を経ているという事を考えても、同じテンションでここまで来られたということで、そこまでずっと信じてきてくれたお客さんへの感謝が大きくて、やはりお客さんを含めて皆で作り上げた作品だと思っています。上映前から宣伝で動いていた部分を含めて三年を振り返ると、式の言葉を借りるなら「夢のような、日々でした」という感慨深い気持ちですが、もうひと頑張り、『終章』があります! どういう形かわからないですけど、今一度のお祭りに出来る様に、頑張ります。

かーず:本当に皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございました。

sorano_14sorano_15



 もともと小説の『空の境界』が好きだった私が劇場版になることを初めて聞いたとき、正直不安が先に立っていたことを告白します。冒頭にも書かせていただきましたが、「死に逃避して自我する起源覚醒者」などの難解な専門用語、登場人物たちの独特の言い回しが取っつきにくく、そこを乗り越えればハマれる非常に面白い作品ではあるものの、映像化は不可能だと部外者ながら勝手に判断していました。

 しかし、そんなネガティブな思いとは裏腹に、『劇場版 空の境界』第一章のあまりの素晴らしい出来映えに、終演後に興奮して手を叩き続けたことを思い出します。ストーリーのうわべをなぞるのではなく、映像を観終わった後に受けた印象が小説を読んだときの感覚と同じという、違うメディアであることを乗り越えた、見事なまでの原作準拠な『劇場版 空の境界』。結果、劇場は連日満員で賑わい、DVDもそれぞれが10万本を超える大ヒットとなり、ムーブメントとして話題をさらいました。

 この作品がここまでクオリティが高く、大成功を収めた最大の功績は、やはりアニメ制作会社であるufotableさんと、参加されたスタッフの皆さんあってこそ。その方々に、一アニメファンとしてリスペクトの念を惜しみません! 制作スタッフの皆さん、本当に素晴らしい作品をありがとうございました! 『終章』も楽しみにしています!


■ 関連記事

第一章 座談会 ~エリス(シャッツキステ)x高橋祐馬xかーず~
秋葉原カルチャーカフェ[シャッツキステ(schatz-kiste)]のメイド長・エリスさんがモデルとなって、第一章のシーンをモチーフとした写真を掲載しています。そう、あの膝に挟んだハーゲンダッツもエリスさんが再現!

第二章 座談会 ~メガミマガジンxエリスx 高橋祐馬xかーず~
学習研究社から発売されているアニメ雑誌『メガミマガジン』の編集さん方にご登場いただきまして、真面目な話から、サラシを巻いた式が良いという萌え話までレンジの広い対談をしました。

第三章 座談会 ~寺尾優一xHumanityxエリスx高橋祐馬xかーず~
ufotable・撮影監督の寺尾優一さんにご参加いただきまして現場の裏話トークが満載。藤乃とのバトルシーンでの降りしきる雨の描写や巨大な橋が倒壊するシーンのこだわりを語っていただきました。

第四章 海老沢一男さん・寺尾優一さんインタビュー
第四章の背景を描かれたの美術監督・海老沢一男さんへインタビューさせていただきまして、緻密かつクオリティの高い、そのお仕事ぶりをお聞きしています。まさに匠の技というべき素晴らしい生原稿の数々には、感嘆の声しか出てきませんでした。

第四章 座談会 その1 ~坂本真綾さん xアニプレックス 高橋さんxHumanityさん
第四章 座談会 その2 ~坂本真綾さんx アニプレックス 高橋さんxHumanityさん 
第四章 座談会 その3 ~坂本真綾さんx アニプレックス 高橋さんxHumanityさん
両儀 式の女性人格の「式」と男性人格の「織」。この二つの人格を見事に演じ分けられている声優・坂本真綾さんにお越しいただきまして、役作りから作品の率直な感想まで語っていただいています。『空の境界』への愛に溢れている方でして、その想いがインタビュー文章からも伝わってくると思います。

第五章 原画マンインタビュー 竹内哲也さん編

第六章 座談会~アニプレックス 高橋祐馬xHumanityxかーず~
座談会レギュラー陣が「鮮花が可愛い」とひたすら連呼している萌えトーク……でありながらも、広報の高橋さんや『空の境界』ファンのHumanityさん視点から見た要所に光る作中のこだわりポイントについても語り尽くしています。

■ 関連リンク

劇場版 空の境界
ufotable
・Humanityさんのブログ:Seasons Of Change

■ 取材・構成:かーず(かーずSP

全文を読む
Anigema アニメ・ゲーム最新ニュース
記事検索
当サイトについて
CloseUp NetTubeとは?

ライブドアがお送りするブログメディアです。オリジナルFlash、アニメ、ゲームからライトノベルまで、エンタテイメントコンテンツを幅広くご紹介します! 情報提供・ニュース配信など、お気軽にお問い合わせください。詳しくはこちら。


CloseUp NetTube ライター

かーず FLASH兼萌え系ニュースサイト“かーずSP”の管理人。
小松ヌンチャク アスキー、エンターブレインより刊行されていたパソコン誌『テックウィン』編集部に在籍した後、フリーランスとなる。
じゃまおくん webサイト“BLACK徒然草”の管理人。
ねりな 東方アレンジ同人サークル“渦錬”を主宰。東方同人サークル“RA RADISH”でシナリオ担当。
ノトフ メディアアーティスト。自主制作番組「はつゆきラジオ」や、ニコニコ生放送などで主に活動中。この頃流行の「女装の子」。“はつゆきエンタテインメント
平和 webサイト“平和の温故知新”の管理人。日々新刊チェックを行いながら、ほぼ1日1冊ペースでライトノベルを読む。
UG-K 動画作品の紹介を中心としたウェブアニメーション情報サイト“イイ・アクセス”の管理人。
レッド中尉 アニメ・漫画・ゲーム・映画等のネタが大好物な男子。企画・編集・ライター等の仕事をしている。
・タカマッキー(編集)

Anigema(あにげマ!)

アニメ・ゲーム・マンガ・ノベルの情報サイト「Anigema(あにげマ!)」でも配信中。

twitter

「nettube」をフォローして「CloseUp NetTube」更新情報をチェック!

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ
  • Add to Google
  • はてなRSSに追加